日本の城建築模型でリアルに蘇る




  1.高松城(香川県)
  2.萩城(山口県)
  3.福井城(福井県)
  4.丸亀城(香川県)
  5.高島城(長野県)
  6.江戸城(東京都)
  7.米子城(鳥取県)
  8.金沢城(石川県)
  9.小松城(石川県)
  10.淀城(京都府)
  11.安土城(滋賀県)
  12.柳川城(福岡県)
  13.苗木城(岐阜県)
  14.岩国城(山口県)
  15.駿府城(静岡県)
  16.小倉城(福岡県)
  17.尼崎城(兵庫県)
  18.水戸城(茨城県)
  19.亀山城(京都府)


     

徳川家による大城。北陸道に睨みを利かす4重5階の雄大な天守閣。

越前 福井城

(えちぜんのくに ふくいじょう)


存在年数 68年
喪失後 341年

●創建年 慶長6年(1601年)
●築城者 結城秀康
●歴代城主 松平氏
●天守閣創建年 慶長年間(1601年頃)
●天守閣喪失年 寛文9年(1669年) 火災により喪失
●天守閣全高 不明


福井城は関が原合戦の後、徳川家康が 豊臣政権の重鎮、加賀前田家への抑えとするためにかって柴田勝家の居城であった 北の庄城の跡地を取り込み 拡充する形で築かせた大城郭である。
家康次男 結城秀康が 越前63万石の藩主として この城に君臨した。
天守台は二段の石垣で構成され下段は白壁塀を巡らした腰曲輪、上段に4層5階の天守閣が建つ天守台があった。天守閣を仰ぎ見る角度によっては 下段の白壁は第一層にも見え さながら5層6階の巨大天守のスケールを持っていた。各重に置かれた 大きな千鳥破風はこの天守閣の格式の高さと雄大さを主張した。各重に置かれた 大きな千鳥破風はこの天守閣の格式の高さと雄大さを主張した。
天守には脇櫓が付属し 三層の小天守も従えて 本丸周囲を長大な多聞櫓が巡っていた。小天守脇には福井の地名の由来となった「福の井」と呼ばれる井戸が残る。
この北陸屈指の大建築物も寛文9年(1669年)に焼失以降再建されず 三重の巽櫓がその代用となった。
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