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四隅に懸け造りの櫓を配する稀有の移設連立式天守閣。 |
山城 淀 城(やましろのくに よどじょう)
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●創建年 |
元和9年(1623年) |
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●築城者 |
松平定綱 |
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●歴代城主 |
松平氏・稲葉氏他 |
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●天守閣創建年 |
寛永2年(1625年) |
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●天守閣喪失年 |
宝暦6年(1756年) 落雷により焼失 |
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●天守閣全高 |
不明 |
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秀吉側室 淀の方の城の対岸に松平定綱が完成させた城が淀城である。
旧伏見城天守を移築する目的で天守台を造営したものの急遽 計画変更して 一回り小振りな旧二条城天守を解体移築する事となった。
天守台中央に 天守閣を配置し 周囲の余白には四隅に二重の小天守閣を石垣からせり出す懸け造りで配し 各小天守は多聞櫓で連結すると言う特異な連立型天守閣が完成した。
4階が3階より二条城から移築の大天守閣は二層の大入り母屋屋根の上に三層櫓をのせた形態で各部に千鳥破風、唐破風を設けた外観は変化と装飾性に富む 類例のない意匠であった。
創建以来130年間、淀川に往来する船人が感嘆の声をあげていた名城は宝暦6年、落雷火災により焼失し以降再建されないまま 幕末の風雲にさらされる事になる。
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