日本の城建築模型でリアルに蘇る




  1.高松城(香川県)
  2.萩城(山口県)
  3.福井城(福井県)
  4.丸亀城(香川県)
  5.高島城(長野県)
  6.江戸城(東京都)
  7.米子城(鳥取県)
  8.金沢城(石川県)
  9.小松城(石川県)
  10.淀城(京都府)
  11.安土城(滋賀県)
  12.柳川城(福岡県)
  13.苗木城(岐阜県)
  14.岩国城(山口県)
  15.駿府城(静岡県)
  16.小倉城(福岡県)
  17.尼崎城(兵庫県)
  18.水戸城(茨城県)
  19.亀山城(京都府)


     

九州の門戸に聳え立つ秀麗清楚な南蛮造り天守閣。

筑前 小倉城

(ちくぜんのくに こくらじょう)


存在年数 227年
喪失後 173年

●創建年 慶長7年(1602年)
●築城者 細川忠興
●歴代城主 細川氏・小笠原氏
●天守閣創建年 慶長年間(1610年頃)
●天守閣喪失年 天保8年(1837年)火災により喪失
●天守閣全高 23.0m


九州の表玄関に位置する要所、小倉城天守閣は五重でありながら四重目の屋根を省略し 代わりに最上階五重目を外に張り出して それを屋根代わりとする斬新ないでたちであった。
実質は五重天守閣でありながら 四重目の屋根がないので外観は四重天守閣。五重天守閣の建造を規制する傾向にあった徳川幕府に対しては 名目上四重天守閣として届け出ることができた。
創建当時、日本国内には前例のない珍しく 高貴な意匠は「唐造り」、後に「南蛮造り」と称され津山城、高松城の造作意匠にも大きな影響を与えた、とされる。
昭和34年再建の現天守閣は 比翼破風、唐破風、大入母屋などの装飾が派手に施されているが 天保8年に焼失した本来の天守閣は一切破風をもたない非常に潔い 明快なデザインの層塔型天守閣であったとされている。
あとりえ建築デザイン事務所
 
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